町名の由来は、アイヌ語で「ウライ・ウシ・ナイ(網を干すところの川)」が転化したという説と、「ウラシ(笹の多いところ)」が語源だという説があります。
浦臼町はワイン用ブドウの栽培地として知られ、鶴沼ワイナリーはワイン用ブドウ畑の作付け面積・収穫量とも日本一を誇っています。
「鶴沼公園」は、キャンプやテニス、ボート遊びなどが楽しめるアウトドア派に人気の自然いっぱいの公園。キャンプ場には、オートキャンプ、バンガロー、フリーテントサイトが整備され、コインランドリーや温泉シャワーもあります。
自然を満喫するなら「いこいの森公園」もおすすめです。浦臼神社のすぐ隣に広がり、さまざまな種類の樹木のなか、野生動物の姿を見ることができます。
浦臼町は、坂本龍馬ゆかりの土地でもあります。1896(明治29)年、北海道の開拓者のひとりである龍馬の甥・直寛が立ち寄ったのがはじまりで、その2年後には妻と4人の子を連れて浦臼の聖園農場に入植しました。
「郷土史料館」には、開拓時代から使われていた生活用具や農道具などのほか、坂本龍馬と浦臼町のつながりを証明する貴重な品々が展示されています。
浦臼町の特産品はワインのほか、ブドウの果皮を練り込んだ「手のべ葡どん」、ジャムなどがあります。また、お米やアスパラガス、メロン、ぼたん蕎麦の産地としても知られています。