月形町は、北海道開拓の歴史あふれるまちです。町名は、樺戸集治監(刑務所)の初代典獄(所長)・月形潔の姓が由来となっています。
樺戸集治監は、日本で3番目、北海道では最初にこの地に設置され、囚人たちによる農地開墾や道路開削が月形町の礎となっているのです。
「月形樺戸博物館」はその開拓の歴史にふれられる施設で、2012年4月1日にリニューアルオープンしました。「旧樺戸集治監本庁舎」「月形樺戸博物館本館」「農業研修館」の3部構成で、樺戸集治監の歴史、看守や囚人の様子、北海道道央の開拓の歩みなどが、わかりやすくドラマチックに展示再現されています。
アウトドア派におすすめなのは「皆楽公園」。水と緑が調和した自然公園で、広大な敷地にはキャンプ場、バーベキューコーナー、バークゴルフ場などがあります。公園の周囲はサイクリングロードになっていて、貸し自転車もあるので、日頃の運動不足の解消にももってこいです。また、へら鮒釣りでも有名なスポットで、たくさんの太公望がやってきます。
心地よい汗をかいたあとは、日帰り温泉「月形温泉ゆりかご(湯里花郷)」へどうぞ。造りのちがう大浴場は、偶数日・奇数日で男女が入れ替わります。そのほか、露天風呂、寝湯・バイブラバス、テレビ付きサウナ、介護用シャワーチェアなどの設備も充実。
宿泊したい人は、隣接する「はな工房」か「月形温泉ホテル」でゆっくりと過ごすことができます。
月形町は「切り花の里」として知られています。そのほかにも、メロン、スイカ、トマトなどの特産品があり、「月形まんじゅう」や「樺戸とうふ」も人気です。