奈良県吉野郡十津川村で起きた水害の被災者が、新たな生活地を求めて移住してきたことから、新十津川と名づけられました。
新十津川町は、先人の苦労や愛郷心などが描かれた児童小説『新十津川物語(川村たかし著)』の舞台であり、NHKのテレビドラマになったことで一気に知名度が上がりました。
「新十津川物語記念館」には、テレビドラマのダイジェスト版VTR、ロケで使った道具や衣装、撮影風景の写真パネル、原作者ゆかりの品などが展示されています。
「ふるさと公園」の一角にある「文化伝習館」は、染色や織物、陶芸などを気軽に体験できる学習施設。先人から継承した伝統工芸品や美術品、新十津川町とゆかりの深い奈良県の伝統工芸品、古美術品なども展示しています。
毎年、冬に開催される「雪まつり」は、冬鍋大会、餅まき、ジャンボ滑り台などの楽しいイベントやアトラクションのほか、中華鍋のなかに座り、つるつるの土俵で押し合いをするユニークな国際中華鍋押相撲選手権が行われます。
また、夏には「野外慈善ビールパーティー」、秋には「味覚まつり」が開催され、一年をとおして楽しい祭りやイベントが盛りだくさんです。
新十津川町の特産品を手に入れるなら「物産館」へどうぞ。100年の歴史を持つ地酒「金滴」、ホルモンやジンギスカン、いかの塩辛、手づくり陶器などが揃っています。