天売島と焼尻島、ふたつの島を有する羽幌町。町名はアイヌ語の「ハポロペツ(広大な川の流れる地)」が語源といわれています。
天売島は、世界でも珍しい人と海鳥が共生する島。ウトウの世界一の繁殖地として知られ、ヒナのふ化が始まる5月中旬から日没とともに魚をくわえたウトウが赤岩展望台周辺へと帰巣します。その壮観さは、天売島でしか出会えない夕景です。
焼尻島は、自然林と原生花の宝庫。島の3分の1がうっそうとした森に覆われ、四季を彩る草花、春と秋に訪れる渡り鳥をはじめとする野鳥、清らかな湧き水など、自然の尊さと豊かさを五感で感じられます。
羽幌の観光拠点となるのは、道の駅「ほっと・はぼろ」です。多目的交流プラザ「はぼろ温泉サンセットプラザ」を中心に、世界のバラが咲き誇る「はぼろバラ園」や「北海道海鳥センター」などがあります。
また、夕陽の美しさにも注目です。海水浴やキャンプを楽しむことができる「サンセットビーチ」からは、天売島、焼尻島のふたつの島、そして日本海に沈む美しい夕陽を眺めることができます。
羽幌町は、日本一の漁獲量を誇る甘エビのほか、ホタテ、タコ、ウニといった魚介類が豊富です。また、潮風を受け豊富なミネラルを含んだ牧草を食べて育った焼尻めん羊は、一流シェフ御用達の食材として全国的に名前を知られています。