深川市は農業のまちとして開けました。市名は「深く清い水の流れているところ」という意味を持つアイヌ語の「メム」を意訳したものといわれています。
稲見山にある国指定史跡のストーン・サークル「音江環状列石」は、縄文時代の環状列石群で、眺めのよい丘の尾根沿いに散在しています。
「向陽館」は、閉校した小学校を利用したアート・ギャラリーで、画家・高橋要の絵が教室や体育館、廊下にまで470点も展示されています。
「アートホール東洲館」は、深川ゆかりの書家・小川東洲と、画家・松島正幸の作品などを展示しています。
このように深川市は、歴史や芸術を感じられるまちでもあるのです。
観光スポットとして、また市民の憩いの場としても人気なのが、「アグリ工房まあぶ」。豊かな自然のなかに温泉やコテージがあり、炭焼きや木工クラフト、料理やお菓子づくりなどさまざまな体験教室が開催されています。
深川市はソバの産地として知られ、生産量は国内第2位。また米づくりも盛んで、米を原料にした銘菓「ウロコダンゴ」は大正時代からの歴史を持っています。
最近、新ご当地グルメとして脚光を浴びているのが、そばつゆで味つけしたおにぎり「深川そばめし」です。基本のルールは「深川産ソバ+深川産米のおにぎり」「 おにぎりには、低温で揚げたソバの実が入っている」「おにぎりの味つけには、そばつゆを使用している」となっています。道の駅や市内の飲食店で食べることができます。