3月6日、栗山町で行われた、公明党空知総支部主催のTPPと北海道(空知)の農業の将来を考える(農業フォーラム2011)」にパネリストの一人として参加致しました。
同フォーラムでは、道空知総合振興局農務課の中島和彦課長による基調講演の後、農学博士の桃野寛氏を進行役に、同町議会の橋場利勝議長、食育ソムリエの坂口由紀子さん(北海道指導農業士)、有限会社湯地の丘自然農園の渕野巌代表取締役社長らでパネルディスカッションが行われました。
この中で私は、関税の原則撤廃をめざす環太平洋連携協定(TPP)交渉について、仮に参加した場合の道内の農業と関連産業などに与える影響を踏まえ、「国民的議論をさらに深め、冷静に判断するよう国に働き掛ける」とお話させて頂きました。一方、北海道農業の振興に向けて、農業従事者の高齢化に対応した担い手対策や、農地の大規模な集約などによる農業基盤の強化を図ることが必要と力説致しました。
また、他のパネリストからは「TPPの参加によって農業の現場はどうなるのか、国民が安心できる説明を」(坂口さん)、「農業は、命の安全保障にかかわる。国の方でもっと真剣な議論を重ねてほしい」(渕野社長)などと、TPPへの参加問題をめぐって民主党政権の姿勢を批判する声が相次いだ。