去る3月13日未明、札幌市北区の認知症グループホーム「みらいとんでん」で発生した火災は、入居者7人が亡くなるという大変痛ましい事態となりました。
私は、早朝の報道でこのことを知り、早速、佐藤英道道議、青山浪子札幌市議とともに現地に駆け付けました。市消防署などから火災の状況を聞いたところ、大変な強風で、屋根も全部めくれ上がっていたことから、相当な勢いで火が回ったとのこと。住宅密集地にありながら、周りに火が移らなかったのが不思議なくらいの火災でした。
私は、防災体制に制度上の問題があると判断し、同23日に開かれた衆院総務委員会でこの問題を取り上げました。まず、グループホームにおけるスプリンクラーの設置基準は275平方メートル以上で、今回の施設は対象外です。これでは入居者の安全を確保できないと、すべての施設が設置できるよう交付金の拡大を政府に求めました。
現在、グループホームは増加傾向にあります。入居者の方々の安全がしっかり確保できる防災体制の構築へ向け、全力で取り組んでまいります。