2013.4.17
北海道の脇紀美夫羅臼町長、金澤瑛標津町長、水沼猛別海町長と各地区の漁協、町議会の皆さんが、農水省の政務官室にお越しになり、根室海峡でのロシアトロール船操業の即時停止を求める要請をいただきました。
根室海峡周辺では、1988年からロシアトロール船の操業が繰り返されており、スケソウ資源は壊滅的な打撃を受け、資源の自然回復が困難な事態に至っています。操業停止のめどがたたないまま、近年では11月から操業しており、昨年は例年行われていなかった4、5月にも操業。
要望では、羅臼町の脇町長から、「ロシアは根こそぎ取っていくので資源が枯渇してしまう。これまで要望活動は行ってきたが、ロシア船の操業海域が南下したこともあって、羅臼町単独ではなく、標津、別海と連携したほか、行政組織と漁業者代表も連れて要望書を届けに来た」と対策を強く求めました。
これに対し、私からは「今までもさまざまな形で働きかけてきたが、今回の要望を頂いてしっかり対応していきたい。また、日ロ双方の漁業者同士が直接協議する場の設置をロシア側に提案している」とお答えさせていただきました。