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宮崎県の口蹄疫からの復興状況を視察

2013年01月31日

2013.1.21
 1月21日、江藤農林水産副大臣とともに宮崎県を訪れ、2010年に発生した口蹄疫の埋却地などの現状、及び復興状況について調査を行いました。
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※口蹄疫(こうていえき)とは、動物がかかる伝染病の一種。口蹄疫にかかる動物は、いわゆる偶蹄目(ぐうていもく)、つまりヒヅメが偶数ある動物になります。
(例えば、牛、豚、ヤギ、羊、鹿、イノシシなどがそれにあたります。)
 2010年4月に宮崎県で発生が確認された口蹄疫は、約30万頭に及ぶ牛・豚の殺処分を行うなど、地域経済・社会に大きな影響を与えました。
 発生の中心地となった川南町においては、農地として利用されていた多くの土地が埋却地として使用されました。
 現在は、石礫の表出や土地の亀裂・陥没等は収まってきたものの、土質や土層も変化しており、3年間の発掘禁止期間が明けた後(本年4月22日以降)であっても、現状のままでは土地の再利用が困難な状況になっていました。
このような状況を踏まえ、宮崎県等自治体や関係者の皆さまからは、
1.発掘禁止期間内の石礫除去、整地等の保全管理
2.発掘禁止期間終了後の農地等の原状復旧
3.埋却地の確保
4.生産者の消毒薬等の購入
の4点について支援をしてほしいとのご要望をいただきました。
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 ご要望に対しては、埋却地の原状復旧については、地元の皆さまのご要望に沿った形で対応し、これを支援するために来年度予算案において必要な予算を確保すること、また、埋却地の確保については、国の責任で事前に確保するのは難しいものの、埋却地が確保できない場合等に備え、移動式焼却炉や移動式レンダリング装置の設置をお約束させていただきました。