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酪農、畜産の振興に全力/安平町・苫小牧市を視察/実情聴き政策に反映

2013年01月28日

2012.1.19
酪農、畜産の振興に全力――
 公明党北海道本部として19日、安平町と苫小牧市にある牧場を訪れ、酪農と畜産の現場を視察。経営状況についてお聞きするとともに、今後の振興策などについて関係者の皆さまと意見交換させていただきました。
 佐藤英道衆院議員、道議会公明党の森成之、戸田芳美、包国嘉介、吉井透、荒当聖吾の各議員と、藤田広美、神山哲太郎の両苫小牧市議とともに参加しました。
 今回の視察は、国が畜産物の安定を図るための「加工原料乳生産者補助金」や「肉用子牛生産者補給金」の額を決定する前に、“現場の声”を政策に反映させようと実施したものです。
 初めに私たちは、安平町の㈲金川牧場を訪問。同牧場は、68㌶の敷地で乳牛357頭、肉牛39頭を飼う複合経営で、年間約2200㌧の生乳と20頭の肉牛を出荷しています。
 経営者の金川幹雄さんは、同町一帯の牧場が、道東地域などの酪農家に比べて規模が小さいことを指摘。その上で、「各種の補助制度が、経営地面積を基準にしている場合が多い。地域性に見合った、きめ細かい支援をしてほしい」との要望をいただきました。
 また、輸入に頼らざるを得ない飼料や燃油の高騰対策として、「食品工場から大豆かすなどを安価で購入したり、天ぷら油を加工し燃油として活用している」と、ご苦労されている現状をお聞きしました。
 この後、苫小牧市の㈲植苗レイクファームを訪れ、経営者の寺内富二郎さんと懇談。食肉用の黒毛和牛65頭を肥育する寺内さんは、「商品の性質上、景気が回復して消費が上向いてこなければ先行きが見えない」と訴えました。
 視察を終えて実感したのは、農家の皆さんの経営努力には並々ならぬものがあるということです。今後、中長期的に安定した経営ができるような実効性のある政策を打ち出すことができるよう、取り組んでまいります。
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