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戸別所得補償抜本見直しを鳥獣被害対策予算確保など農水相に政策提言

2010年05月26日

稲津久は10日、石田祝稔衆院議員、風間昶参院議員らとともに東京・霞が関の農林水産省を訪れ、赤松広隆農水相に対し、2010年度予算編成と税制改正に関する農業政策提言を提出しました。
 提言では、鳩山政権下で農業政策の全容が明らかにされていないため、「生産者から戸惑いと不安の声が上がっている」と強調。コメの戸別所得補償など来年度から実施を予定している事業では「担い手不足を解消できないばかりか集落組織を崩壊させかねない」と厳しく指摘致しました。
 具体的には、戸別所得補償について、農地集積や大規模化に努める農家の経営努力や、中山間地域などの条件不利地域に配慮していないことや、コメの生産過剰につながる懸念など問題点を挙げ、抜本的見直しを要請。さらに、今年度第1次補正予算で凍結された森林整備事業や耕作放棄地対策、10年度予算概算要求の事業仕分けで「自治体の判断」とされた鳥獣被害防止対策などについて、十分な予算を確保するよう求めた。このほか、税制では、農漁業用A重油の免税・還付措置の延長、農地の相続税納税猶予の条件緩和など8項目を提案し致しました。
 これに対し赤松農水相は「できるだけ取り組みたい」と述べました
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